日本の涼を 楽しむ
今年の夏は電力に頼らず暑い夏をのりきる努力が必要とされます。
エアコンなどの存在しない時代、いにしえの人々の夏の生活は、
五感を駆使し涼やかさを工夫してきました。
出雲キルト美術館では日本人の古き良き夏の習慣を見直し、学び、
目にも涼しい夏の展示をお楽しみください。
夕顔

夕顔(2011年)
二枚の着物地を組み合わせて、
涼やかさと夕顔の白さを表現した二連作品です。

竹を中心とした
夏のしつらえを
お楽しみください。
(写真は入り口ウィンドウの
浮かぶ竹の球体)


蜉蝣(かげろう)
浮かぶ竹の球体

蜉蝣(かげろう)
川トンボのゆっくりと羽を広げたり
閉じたりする様は、とても緩やかで
心をゆったりとさせてくれます。
トンボの古名ー蜉蝣かげろうーは
儚いもののたとえでもあります。
動
(2008年 230×220cm)
「一人ひとりに、きっと何かができる」
その想いが波紋のように
多くの人に伝わりますように・・・。
一人ひとりの中にある「何か」が
動き出すことを願いました。
流転
 
流転(2007年 307×175)
人の世は 生と死
あらゆるものとの 出会いと別れ
因果は限りなく続きます
たとえれば 水の流れのように・・・